SEO効果を引き上げるリンク動線の貼り方

seolinkSEO対策

今回は、記事を書いて公開する前に行うべきSEO効果を上げる動線のつなぎ方を説明します。

記事を書くだけで本当に良いのか

記事を書くだけでSEO対策は万全なのか…?
SEO対策を考える上で、記事こそが最も重要と言っても過言ではありませんが、ただ記事を書くだけでは本当の意味でSEO対策を完了したとは言えません。

せっかく良い記事を書いたなら、その記事を更に高みへと引き上げましょう。

そのために必要なのが記事と記事をつなぐ内部リンクです。

一つの記事がSEO的な評価を受ける要因は、以下3つが考えられるためです。

  1. 記事自体の品質
  2. 記事に対する被リンク
  3. 記事に対する内部リンク

1は、品質を高めるためにしっかりと練り込んだ内容の記事に仕上げること。
調査が必要なことは全て調べ、データが必要なら提示し、ユーザーが読んで大満足できる内容の記事にすることです。

2は、外的要因ともいいますが、被リンク(バックリンク)によるSEO効果です。
記事を読んだユーザーが他のサイトで記事のリンクを貼って紹介してもらうと、バックリンクを1つ獲得したということです。
ただし、記事自体が人目に触れるくらい検索順位が高くないと、なかなか読んでもらえないので、自らSNSでシェアしたり、もともと人気のある記事に「合わせて読みたい記事」などのリンクを貼って少しでも多くの人に読んでもらう必要があります。

そして、3が今回紹介する内部リンクによるSEO対策です。
記事がSEO的な評価を受けるためには、自分のサイト内にある他の記事から上手にリンクを貼って動線をつないであげる必要があるのです。

これは、リンクジュースとって、サイト内のページはそれぞれに自分のSEOパワーを秘めているため、そのパワーを他のページに還元してあげるという考え方です。

リンクカードを上手く活用しよう

具体的には以下のようにリンクを設置してあげます。

SEO効果のある記事コンテンツの書き方
SEO効果を引き出す記事コンテンツの書き方をレクチャーします。しっかりと構成を考えてGoogleに愛される記事を書くための様々なテクニックをマスターして検索上位を目指しましょう!

このようにデザイン的にも見やすく、記事のリンクだと分かりやすい形にしてあげることを「リンクカード」と言います。
CSS一つでこういった表現が簡単にできるのでオススメです。

…と、このように記事から記事へとリンクを貼ってあげるのが一般的な動線のつなぎ方ですが、リンクカードじゃなくても、以下のように aタグを使ってテキストリンクにしても問題ありません。

<a href="https://maonavi.com/pickupdd/248/">SEO効果を発揮する記事の書き方はこちら</a>

餌(エサ)記事という考え方

SEO対策を考えながらサイト運用している人は、1つ1つの記事で「全部の記事で1位を取るぞ!」全力投球するのが当たり前だと思っている人が多いです。

あなたもそうではありませんか?

サイト内に記事が100件あったとして、その全ての記事で狙ったキーワードの1位を目指すのは不可能です。
どんなに頑張っても超えられない壁は存在します。
ですが、特定の記事だけ1位を目指すことは可能です。

そこで登場するのが「餌(エサ)記事」という考え方。

私が勝手に命名したので、ちょっとイメージが良くありませんが、餌(エサ)記事といってもテキトーに書いて捨てる…という意味ではなく、内部リンクを貼るために存在する記事という意味です。

例えば、「ダイエット 成功」で1位を狙いたい記事があるとします。
この記事自体は、当然ですが内容の濃いものに仕上げてください。
しっかりと調査を行い、リアルな成功事例を載せたり、太る原因、痩せるための科学的な根拠、BMPの計算…等々
読んで納得のメリット豊富な記事に仕上げることが大切です。読みやすさも意識して!

次に、餌(エサ)記事を書きます。
餌(エサ)記事といっても同じく「ダイエット 成功」と関連性の高い記事内容が良いです。
例えば「ダイエット 体験談」等が良いですね。関連性が高いです。
餌(エサ)記事だから手を抜くというのではなく、こちらもしっかりと調べて文章を書くようにしましょう。
1位を狙いたい記事が100%の力で書くとしたら、餌(エサ)記事は70%くらいの力でも良いです。

そして、餌(エサ)記事が出来上がったら、餌(エサ)記事の中に「ダイエット 成功」の記事への内部リンクを設置してあげるのです。

こうすることで「体験談」の記事が持つSEOパワー(リンクジュース)は、「成功」の記事へと送られることになります。

ただし、1位にしたい記事のキーワード難易度によって、必要となる餌(エサ)記事の数も変化します。
難易度が低ければ2~3ページ分の餌(エサ)記事による内部リンクで1位が取れることもありますし、競合サイトがひしめく難関キーワードであれば餌(エサ)記事の内部リンクが10個あっても足りないかもしれません。

そういう場合は、1位にしたい記事自体の更新・カスタムアップも力を入れ、titleやdescriptionの見直しも行っていくと良いでしょう。

内部リンクは回遊率アップも狙える

内部リンクを貼ることは、リンゴジュースの受け渡しによって「このサイト内で、どの記事が重要なのか」をGoogleに伝えることでSEO価値を引き上げる方法です。

そして、もう一つのSEO的な効果として「回遊率を上げる」という点があります。

ほとんどのユーザーは「〇〇が知りたい」という欲求をもってGoogle検索を行います。
検索したキーワードに対する答えが見つかれば、そのままページを離脱してしまいます。

そこでリンクカードを設置したり、内部リンクを貼ってあげることで、「お、この記事も読んでみよう」とサイト内を回遊してくれるキッカケにもなります。

あなたも自分のサイトでクリックカウントを取ってみると分かりますが、サイドバーのおすすめ記事や新着記事と比較して、記事内にある内部リンクのほうが格段にクリックされる回数が多いはずです。

サイト内の回遊率が上がることは基本的にはSEO的に良いことです。
ただし、サイト設計が悪いとユーザーがサイト内で迷子になっているという見方もできるので、やみくもに内部リンクを設置するのは良くないです。

上手なサイト設計のやり方については以下の記事をご覧ください。

SEO効果の高いサイト設計のやり方
SEO効果を考えたサイト設計は、できてますか?この記事ではSEO対策に抜群の効果的なサイト設計を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

餌(エサ)記事からリンクジュースを送る記事は、せいぜい3~5個くらいに絞ったほうが良いでしょう。
あまり欲張りすぎると「結局このサイトはどの記事をおすすめしてるの?」と、ユーザーもGoogleも分からなくなってしまいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

内部リンクによるSEO効果は意外と大きいので、1位を狙いたい記事があれば是非とも実践して頂きたい施策となっています。
あなたも自分のサイトで試してみてくださいね!