今回は、バックリンク(被リンク)によるSEO効果について私なりの見解を記します。
バックリンク(被リンク)って何?
バックリンク(被リンク)とは、他のサイトからリンクを貰うことです。
リンクを送る側にとっては外部リンク(発リンク)となり、リンクを受ける側にとってはバックリンク(被リンク)となります。
どのくらいSEO効果があるのか
仮に、ダイエットサプリを販売するAという通販サイトがあったとします。
この通販サイトで取り扱っている『スーパーヤセヤセ君』という商品があったとします。
『スーパーヤセヤセ君』は、このサイトの主力商品なので、どうしてもGoogleの検索順位で1位を獲得したい…!
でも、なかなか順位が上がらず困っている。
そんな時に役立つのがバックリンク(被リンク)です。
つまり、他のサイトBから「このサイトの、この商品がオススメだよ!」といった具合に、リンクを貼って紹介してもらうのです。
もし、サイトが使いやすくて、商品の紹介文も読みやすく、説明の内容も濃くて、送料も無料で、クーポンなんかもあって、メルマガも面白くて、新商品も豊富!っていう素敵すぎるサイトだったら、おそらく自然発生的に色々なダイエット関連のサイトからのバックリンク(被リンク)をもらう事ができるでしょう。
SNSでもきっと話題のサイトとなっているに違いありません。
そんなサイトだったら何もせずとも検索順位の1位を獲得できるはずです。
しかし、Aのサイトがまだまだ知名度が低く、自然発生的なバックリンクを期待できない状況だとして、それでも売り上げをアップさせるためにSEOで検索順位を上げるしかない…!といった場合に、SEO業界でよく使われる『サテライトサイト』という存在があります。
サテライト(satellite)は言葉の意味の通り「衛星」という意味をもつサイトです。
これは、検索順位を上げたいメインサイトに対してバックリンク(被リンク)を貼るためにある、言わば捨て駒のようなサイトです。
メインサイトの周りにふわふわと浮いてるような存在なので、サテライトサイトと呼ばれています。
多くのSEO業者さんがこういったサテライトサイトを数多く所有しており、ジャンルについても様々なものがあります。
- 金融業界のサテライトサイト
- 美容業界のサテライトサイト
- 飲食関係のサテライトサイト
- …他にも色々なジャンルのサテライトサイト
SEO業者さんは「うちのサイトを〇〇のキーワードで検索順位を上げてほしい!」と依頼を受け、ジャンルに合ったサテライトサイトを選んでバックリンクを設置します。
こういう風に、SEO業者さんに依頼して検索順位を上げたいページにリンクを貼ってもらうことを『バックリンクを買う』と言います。
そうです。自然発生的なリンクではないので、捏造されたバックリンクということです。
それでも
捏造のバックリンクは違法?
SEO業者さんに自分のサイトの検索順位を上げてもらうため、料金を支払ってバックリンクを貼ってもらうという行為。
法的に、良いことなのか?
それとも悪いことなのか?
これを裁くのは難しいところです。それがインターネットの世界です。つまり、法的に今はグレーゾーン。
ただし、もはやこのやり方が通用するほど甘くないのが昨今のSEO!
Googleはとても優れたアルゴリズムと、優れたスタッフによる目視チェックの能力を持っています。
最近、私の知人の会社で運営してるサテライトサイトが、一斉に『手動ペナルティー』を喰らったと泣いておりました。
手動ペナルティーとは、アルゴリズムによる機械的なペナルティーではなく、Googleのスタッフ(或いは下請け業者)がサイトに送られているリンクを目視でチェックによって「コラー!ダメだぞー!」と指導を受けたということです。
手動ペナルティーについては解除するのは大変です。
これについては今後、記事にまとめたいと思いますが、サテライトサイトだけでなくリンク先のメインサイトにまでペナルティーが及ぶ場合があるので、むやみにバックリンクを買うのは避けたほうが良いでしょう。
どうすれば自然なバックリンクが集まるの?
やはり、バックリンクは買うのではなく、自然に付くのが一番だということです。
でも、自然にバックリンクが付くなんて、よっぽど良いサイトでなければ付くものではありません。
それでもバックリンクが欲しい…!という時は、SNSでサイトを紹介したり、関連性の高いサイトの所有者に相互リンクを依頼したり、地道な活動が大切です。
捏造ではなく自分でもう一個サイトを作ってメインサイトにリンクを貼ると良いでしょう。
もちろんもう一個のサイトも真剣に記事を書いてボリュームのあるサイトにすることが大切です。
後はもう、ひたすら真面目にメインサイトの内容・コンテンツを強化して、ページを見たユーザーが「私のサイトで紹介しよう」と思ってもらえるようなサイトに仕上げていくことですね。
結局これが一番の近道かもしれません。
といったところで、バックリンクに関するお話しは今回はここまで。
サイト制作の参考にしてみてくださいね。